東ティモールへのアプローチ

日本人の私たちにとって、東ティモールは「PKOなどが活動する、危険な場所」という印象が強いですよね。私は仕事を辞めてここに来ているのですが、退職の挨拶で「退職後は東ティモールに行くことになった」と言った瞬間、その場にどよめきが起きました(笑)。実は、私も、ほとんど東ティモールに関する知識はありませんでした。


東ティモール共和国は、日本のほぼ真南、オーストラリアのすぐ北側にある、四国ほどの島のティモール島の東半分を占める国です。西半分はインドネシアです。国全体の人口は、115万人程、首都のディリには20万人程が暮らしており、国としては決して大きくないと思います。


東ティモールは2002年に独立した新しい国です。大航海時代以降、ポルトガルが長く支配したのち、1975年に、東ティモール民主共和国として独立を宣言しましたが、東ティモールの領有権を主張していたインドネシアがこれを認めず、その後、激しい弾圧を加え、戦闘状態になりました。国連の介入などを経て、2002年に独立に至りました。独立後も、政情不安定な局面がありましたが、2016年8月現在は、かなり落ち着いて、というよりも、とても平和な国となりました。


日本からのアプローチは、3通り。シンガポール経由、バリ島経由、オーストラリア・ダーウィン経由です。特に、シンガポール経由の場合、ディリまでシンガポール航空の子会社、「Silk Air」がAir Timorの委託を受けて運航しているので、快適な空の旅が楽しめます。シンガポール経由の場合、例えば、0:05羽田発→6:05シンガポール着/9:25シンガポール発→14:15ディリ着、なので、乗り換えの時間を入れても14時間程で到着します。(日本と東ティモールに時差はありません。)

ただ、ディリ行きのフライトは、Expediaなどのネットワークからは予約できず、Air Timorのウェブサイトから予約するか、JTBやHISといった旅行会社のネットワークで予約する必要があります。また、シンガポール経由の場合、ディリまでのフライトが、火・木・土しかないので、注意が必要です。バリ島経由の場合は、毎日便がありますが、接続があまり良くなく、バリ島で一泊する必要があります。ダーウィン経由は、乗り継ぎが多く、時間ばかりがかかる上、運賃が高くなるので、お勧めしません。

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東ティモールの生活情報があまりにも少ないので、自分でアップしてみました。 お役に立てればと思います。

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