東ティモールの衛生状態が、ほかの発展途上国と比べてどうなのか、わからないのですが、やはり最大限の注意が必要だと思います。
水道水は飲めません。東ティモール政府の発表によれば、ディリ市内の47%の家が、水道管からの水を引いていて、その他の48%も何らか「改善された」水を使っていることになっていますが、実際にどの程度、衛生基準が保たれているのかはわかりません。もし、井戸水が使われている場合、地中の細菌類を体に取り入れてしまう可能性はさらに大きくなるので、ペットボトル以外の水は飲んでいません。体を洗ったり、歯を磨いたり、皿を洗ったりするのは、蛇口から出てくる水を使っていて、それで体調を崩したりはしていませんが、なるべく体に入らないように気を付けています。ニュージーランド人の同僚は、蛇口から出る水でジャブジャブ洗ったコップにそのまま、ペットボトルの水を入れて飲んでいましたし、写真のとおり、濁りや汚れは全くないのですが、念のため、用心しています。
食べ物も、よく火が通っているかどうかはいつも確認しています。生野菜は、レタス、トマトなどを生で食べていますが、ペットボトルの水で洗ってから食べています。その他は、必ず、茹でたり、炒めたり、熱を通しています。ちょっと、不便ですね。
レストランは、どうでしょうか。地元の人しか行かないような食堂にも行きますが、今の所、何もありません。大体、揚げたり、焼いたり、熱が良く通っているので、美味しくいただいています。それよりも、辛い食べ物でおなかが痛くなることの方が多いですね。
最後に、お手洗いですが、全体的にそれほど清潔ではないかもしれません。私はかなりトイレを厳選して利用しているつもりですが、入る前に、便座は汚れていないか、大きな虫(あれです、あの、黒い奴)はいないかなど、必ずチェックしています。ほかの途上国同様、トイレットペーパーは流さず、備え付けのごみ箱に捨てることが一般的です。東ティモールに行く前は、「建物にトイレを作る習慣があまりないらしい」などという、情報に振り回され、とても心配しましたが、それほどではありません。一部の高級ホテルには、ウォシュレット付きのおトイレもあります。
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